留学に行きたいけど、ニュージーランドってどんな気候なんだろう? どんな服を用意すればいいかわからないわ・・・
1年だけのワーホリ。気候がいい時期に旅行をしたいけど、いつがいいんだろう・・・?
Kia Ora!みなさま! (Kia ora : マオリ語で「こんにちわ」)
ニュージーランド、オークランド在住のケイです!
本記事では現地在住歴8年の私がそんな疑問にお答えしていきます!
それでは! Let’s アオテア!!
ニュージーランドは季節が真逆!?
日本の夏は冬で、冬は夏!?
これはご存じの方も多いかもしれませんが、オーストラリアやニュージーランドがある南半球は、日本やアメリカのある北半球と季節が真逆です!
日本で夏にあたる6〜8月はニュージーランドでは冬にあたり、日本で冬にあたる12月〜2月はニュージーランドでは夏に当たります。
そのため「クリスマス」や「年末年始」と聞くと、なんだか寒いイメージがありますが、ニュージーランドでは夏真っ只中です!
え・・・真夏なのに暑そう・・・。
南北による寒暖も北半球とは逆
日本のある北半球では北が寒く、南が暖かいですよね?
しかし、南半球では北に行くほど暖かくなり、南に行くほど寒くなります。
北に向かうほど赤道に近くなる為暖かくなり、南に向かうほど南極に近づく為寒くなるんですね。
北島の北部では亜熱帯性気候に近くなるので、夏は30℃を超えることもあり、冬はそこまで厳しい寒さはありません。
太陽の動きが北半球とは違う!?日当たりがいいのは?
太陽は東の空から登って、西の空に沈んでいきます。
これは世界中どこでも同じです。
日本では東から登った太陽が南の空を通り、西に沈んでいきますよね?
その為、北向きの部屋は日当たりが悪く、南向きの部屋は日当たりが良い、という事になります。
しかしこれが南半球ではちょっと変わります!
東から登った太陽が北の空を通り、西に沈んでいくんです。
その為、北向きの家が日当たりが良い家、ということになります。
家を借りたり、アパートを借りる時は北向きの日当たりの良いお部屋を選びましょう!
ニュージーランドにも四季がある
私の住んでいるオークランドは日本と比べると年間の気温差も少なく、年間を通して過ごしやすい気候です。
夏は東京より涼しく、冬は東京より暖かいので、日本人にとっては非常に過ごしやすい気候だと言えるでしょう。
気温差が少ないとは言ってもニュージーランドにも四季があり、春夏秋冬様々な景色を見ることが出来ます。
あなたのお気に入りのニュージーランドを探してみましょう!
春 (9月〜11月)
ただでさえニュージーランドは天気の移り変わりが激しく、
「晴れのち曇り、時々雨、夕方には晴れるでしょう。」なんていう天気もザラにあります。
そんな中でもニュージーランドの春は一年の中で最も天気の移り変わりが激しい時期であり、気温の寒暖差も激しく、洋服選びが一番大変な時期でもあります。
朝寒かったから着ていったコートも昼前には暑くなってしまって結局荷物になってしまうの・・・
「一日の中に四季がある」とも言われます。
冗談ではなく、街を歩いているとダウンジャケットを着ている人を見かけたと思ったら、半袖短パンの人が隣にいるといったこともしょっちゅうあります!
Q. 春はどんな服装がいい?
A. 薄手のコートやパーカーなど重ね着で調整しやすい服装にすることをお勧めします。
【番外編】オススメ!ニュージーランドで桜を見よう!
ニュージーランドにも桜の木があり、春にはお花見をすることが出来ます!
10月上旬が見頃ですが、時期が近づくとAuckland Botanic GardenのWebサイトで桜の開花状況をアップしてくれますのでチェックしておきましょう!
なんだか日本らしさを感じられて素敵ですし、他のお花たちもたくさん咲いているので、是非植物園にピクニックに出掛けてみてください。
おすすめの桜スポットはこちら
夏 (12月〜2月)
私が一番好きなニュージーランドの季節が夏です!
もう、この数ヶ月のために生きている!と言っても過言ではありません!!
いや・・・言い過ぎでしょ・・・
日本の夏に比べると湿度が低く、海にに行くにも、山へハイキングに行くにもカラッとしていて過ごしやすいのが一番の特徴です。
気温も20℃〜25℃くらいと非常に過ごしやすい夏で、多くのKiwi(ニュージーランド人)が夏はキャンブに行ったり、マリンスポーツを楽しんでいます。
全く気にしなくて良いというわけではありませんが、日本と比べると熱中症のリスクも低く、お子様も連れて遊びやすいのが良いところですね!
しかし、日差しが非常に強いので紫外線対策は必須中の必須です!
私は「今年の夏は思いっきり日焼けするぞー!」と日焼け止めを塗らずにビーチで寝そべっていたら、熱湯でも被ったかの様な日焼けをしてしまい、毎日のシャワーが痛く、非常に辛い思いをしました・・・泣
ニュージーランドの紫外線は日本の7倍以上とも言われており、皮膚ガンの発症率が白人種で15人に1人と非常に高い国です。日焼け止めやサングラス、サンシェードなど紫外線対策は欠かさないようにしましょう!
もう一つニュージーランドの夏の特徴は陽が長いことです。
夏になると夜の8時ごろまで明るいため、夕食の後に家族で夕焼けを見ながら散歩なんてことも出来ちゃいます!
仕事終わりに飲みに行く。なんていう時も18時頃はまだ真昼の様に明るくて暖かいので、「テラス席で昼から酒飲んじゃってる〜」なんていうリッチな気分にもなります。笑
週末に友人と集まってBBQをする。なんていう時も、8時ごろまでは灯りをつけなくても外でBBQを楽しめます!
遊びに出掛けても明るいうちに帰って来やすいから安心だね!
Q. 夏はどんな服装がいい?
A. 基本は半袖1枚に短パンなどでOK。紫外線が気になる人はしっかり対策を!
夏時間 〜Daylight Saving〜
秋についてお話しする前にニュージーランドの「夏時間(サマータイム)」についてご紹介しましょう。
ニュージーランドでの実施期間は下記の通りです。
≪開始日≫9月最終日曜日午前2時
≪終了日≫翌年4月第1日曜日午前3時
サマータイム中は日本との時差が3時間から4時間になりますので、日本のご家族と連絡を取る場合やNZに居ながら日本とビジネスをするという場合には注意が必要です。
また、NZ国内でもサマータイムの始まりと終わりのタイミングでは時計の針を調整するのを忘れないようにしましょう!
スマホの時計は「ニュージーランド(ウェリントン)」が設定されていれば自動で切り替わるから安心だね!
秋 (3月〜5月)
夏の強い日差しが少しずつ和らぎ、木々は除々に紅葉し始める季節ですがまだ気温は20℃前後と暖かさが続きます。
桜で紹介した下記の公園では紅葉も見ることが出来ます。
おすすめの紅葉スポットはこちら
天気も安定していて、登山などのアウトドアを楽しむ方には1番いい季節かもしれません!
地域によっては4月頃まで海で泳ぐ事が出来るそうです!
地元の子供たちは結構この時期でも全然泳いでるよね!
とはいえ、冬に向けて徐々に気温が下がり始める時期。
日中はまだ半袖か長袖のTシャツ1枚といった服装でも過ごしやすいですが、夜になると冷え込みを感じる季節になりますので、カーディガンなど羽織れるものを1枚持っておくと安心です。
1日の気温差も大きくなって来ますので風邪をひかない様に注意しましょう!
Q. 秋はどんな服装がいい?
A. 春同様重ね着で調整しやすい服装が基本。夜まで出かける場合はプラス1枚持っていると安心!
冬 (6月〜8月)
日本に夏が顔を出し始めた頃、ニュージーランドの冬が始まります。
とは言っても、気温は10℃〜15℃と日本に比べるとかなり暖かいです。
オークランド在住の我が家も子供(1歳児)の風呂上がりや着替えのタイミング以外はヒーターも使わず生活していますが、家の間取りや日当たりなどによっても状況は異なります。
北島ではこの時期、降雨日数と降水量が増えますが、雪は降らない為、冬らしさをあまり感じないかもしれません。
私は一番寒い時期でもUNIQLOのヒートテック、UNIQLOのパーカーかトレーナー、UNIQLOのウルトラライトダウンという3枚着で冬を過ごしています。
もし、北島で冬を過ごすことを考えているなら、日本で真冬を越すような服装は必要ないかもしれません。
一方で南島には雪の降る地域があり、ウインタースポーツで賑わいます!
南島で冬を過ごす場合はしっかりと防寒対策をして臨みましょう。
日本のウインタースポーツの選手が合宿に来ることもあるみたい!
ちょうど日本は夏だもんね〜
Q. 冬はどんな服装がいい?
A. ダウンジャケットなどの防寒は必要。雨が増えるので防水・撥水の防寒着があると非常に便利!
ニュージーランドの人は傘を差さない!?
ニュージーランドに住んでいて驚いたのは、「みんな傘をささない」ということです。
傘をさす人が全く居ないというわけではありませんが、「ささない」「持ち歩いていない」人の方が圧倒的に多いです。
日本ではショッピングセンターなどでよく見かけるビニールの傘袋もNZでは置いてありません・・・。
NZではエコを重んじる人が多く、ビニール袋の不使用や削減が進められているからね。
それにしてもなぜ傘をささない人が多いのでしょうか。
理由は大きく分けて3つです。
- 天気が変わりやすい
- 基本的に車移動なので必要ない
- 風が強くて傘がすぐに壊れてしまう
天気が変わりやすい
NZの天気は非常に変わりやすく、天気予報も当てにならない時期が多くあります。
先ほど、「春」を紹介した部分でもお伝えしましたが、「晴れのち曇り、時々雨、夕方には晴れるでしょう。」なんていう天気もザラにあります。
雨予報でも蓋を開けてみれば快晴なこともありますし、逆に降水確率0%なのに急な雨に見舞われることもあります。
傘を持って行くか否かの判断が非常に難しいですね・・・
だからと言って面倒だから持たないっていう選択もすごいけど・・・
ニュージーランドではにわか雨のことをShower(シャワー)と呼んでおり、天気が不安定な時期は毎日の天気予報に「シャワーがあるかも?」と書かれています。
全然参考になりませんね・・・笑
基本的に車移動なので必要ない
ニュージーランドの経済の中心地と言われているAuckland(オークランド)でも電車を始めとする公共交通機関はそこまで充実している訳ではありません。
ニュージーランドの交通事情に関しても今後記事をアップしていきますね!
基本的にはバスが主な交通機関になりますが、遅延も多く、シティセントラルを中心に走っている為、シティ外で働いている人にとっては車が必須の社会です。
車でスーパーへ行く、ショッピングセンターへ行く、となると立体駐車場や地下駐車場に停められますし、各地域の中心街(Town CentreやVillageと言ったりします)には歩道を歩く人が雨に濡れないよう、軒が広く出ている為、傘を必要としない人が多いのです。
風が強くて傘がすぐに壊れてしまう
これは特にウェリントンに当てはまると思いますが、風が強くて傘がさせない、すぐ壊れてしまうというケースです。
今までの内容からわかる通り、急に降るシャワーのために備えるべきは折り畳み傘ですよね。
ただ、折り畳み傘のデメリットもありますよね。
- 風に弱く、壊れやすい
- サイズが小さい為横振りの雨では対応しきれない
つまり、急な雨に備えて折り畳み傘を持ち歩くべきだけど、風が強いから持っても意味ない・・・ってことですね・・・
そんなニュージーランドで人気なのがアウトドアブランドの「レインコート」です。
防寒としても着ることが出来て、突然の雨にも対応できる!というまさにNZのためのファッション!
NZ発の人気アウトドアブランドはこちらの2つ
NZに来たら是非、ゲットしてみてください!!
まとめ
服は少なめでも大丈夫
現地に8年間住んでみて感じたメリットは「服が少なくて済む」ということです。
真冬着は必要ありませんし、私的にはヒートテックとライトダウンがあれば完璧です!
(もちろん個人差があります・・・笑)
NZの年間の気温は日本の最高気温、最低気温の間に収まっていますので、新たに服などを買い足す必要はないかもしれませんが、薄手のレインコート(春・秋用)がある方は持ってくることをおすすめします!
逆に天気が変わりやすいのでレザージャケットなどはおすすめしません・・・
滞在するならいつ?
目的にもよりますが、観光メインの旅行などで3ヶ月以下の滞在であれば、天気が安定している夏から秋(特に1月から4月ごろ)をおすすめします。
冬服が必要ない分荷物も嵩張らないのもありがたいですね!
もし今後NZに移住したいという気持ちがあって1年間のワーホリをするなら、私のおすすめは下記の通りです。
- 1月〜2月ごろ入国して4月までの間でラウンドトリップ。
- その間に色々と下調べをしてどの地域に住んでみたいか決める。
- 5月ごろからその地域に住み始め、働いてみる。
- この辺りでNZに永住したいと思えば、すぐに移民弁護士などのアドバイスを受けてビザ取得に向けて動き始める。
暖かく、天気も安定している夏〜秋に色んな場所へ行って、ニュージーランドの素晴らしさを感じてください!
その後、冬〜春は仕事をしながら生活してみて、他の国へのワーホリや留学を考えるもよし、NZへの永住に向けて準備をするもよしです!
さあ、ニュージーランドへ飛び立ちましょう!
いかがでしたでしょうか?
南半球ならではの季節の移り変わりや気候の特徴を感じていただけましたでしょうか。
「夏は涼しめ、冬は暖かめ」と年間を通して気温の差が少ないことにより非常に過ごしやすい上に、日本同様に四季があって年間を通して自然と共に楽しめる国ニュージーランドへ是非お越しください!
本ブログではこれからも皆様がニュージーランドに行ってみたくなるようなコンテンツを現地からお届けします!
それでは、 Mā te wā〜! (Mā te wā : マオリ語で「またね」)