食器洗剤・洗濯洗剤を自然派商品に変えるべき理由3つ!【エコ大国ニュージーランド在住者が教える】

自然派商品って興味あるけど、何がそんなにいいんだろう・・・?

地球のためにエコな生活をすべきなのはわかっているんだけど、それなりにゴミの分別とかしておけば大丈夫なんじゃない?

Kia Ora!みなさま! 

本記事ではエコ先進国であるニュージーランド在住の私がそんな疑問にお答えします!

毎日のことだから地球に優しいものを。手肌に優しいものを。何事も毎日の積み重ねで未来は変わります。

それでは! Let’s アオテア!!

目次

未来を担う子供達のために

「プラごみリサイクル率84%」の闇

日本では地域自治体などにより、ペットボトルを始めとする資源ごみ回収が行われており、日本のプラごみリサイクル率は84%。
世界でもトップクラスのプラスチックごみ回収率を誇ります。

特に素晴らしいと感じたのは、日本の資源ごみ回収ではラベルを剥がし、キャップを外し、綺麗に洗って、乾かして、それから資源ごみ回収場にわざわざ持っていくという事です!

この仕組みはいくら政府や地方自治体が呼びかけても、個人の意識の問題もありますのでなかなかできることではありませんよね!

日本人の人の良さと意識の高さが見えるね!

現に私が暮らしているNZでは資源ごみは紙類、プラスチック類、缶瓶などをまとめてリサイクル用のゴミ箱に入れて回収しています。

その後の分別は誰がやってるんだろう・・・

世界的に見ると日本はプラごみを漂流させることなく、きちんと資源として活用しているので問題はないように感じます。

が、実はここにはあまり知られていない闇があったのです・・・。

日本のリサイクル率84%というのはあながち間違いではありませんが、そのリサイクルされているほとんどは「燃やされて」いるのです。

え!? 燃やしていたらリサイクルじゃないじゃん!!

そう思われますよね?

実はリサイクル率84%のうち、プラスチック製品などに生まれ変わっているのは30%以下と言われています。

残りの70%強は「燃やすことで発電の材料になっている」のです。

発電に使用されているとはいえ、燃やしていたら環境にいいとは言えない気がするなあ・・・

世界はリサイクルからリデュースへ

そんな中、世界ではリサイクルを推し進めるのではなく、そもそもプラスチックを減らす「リデュース(Reduce)」が推し進められています。

大手飲食店やファーストフードなどでストローが紙製になったり、エコを売りにしている企業からは金属製のマイストローが販売され始めたりしています。

飲料メーカーや洗剤メーカーなどは容器を再生PETにするなど、世界で新たな化学プラスチックを消費しないようにする動きが活発になっています。

そんな中ニュージーランドでは2022年10月よりリサイクルが難しいポリスチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)製の食品包装・容器、使い捨てマドラーなどが製造・販売禁止となりました。
今後は納豆のパッケージなどにつかわている発泡スチロールに対しても規制が掛かり、保温・保冷・運搬などの理由を除き発泡スチロールの使用が禁止になる法案も可決される可能性があります。

ニュージーランドではプラスチックを減らすことを目的に活動しているナチュラリストの方も多く、食品メーカーなどもリサイクル可能なパッケージプラスチックパッケージから紙パッケージに変更するなど、エコな取り組みが盛んです。

バイオプラスチックとは

日本バイオプラスチック協会(JBPA)では、バイオマスプラスチックを
「原料として再生可能な有機資源由来の物質を含み、
化学的又は生物学的に合成することにより得られる高分子材料。」
と定めています。(化学的に未修飾な天然有機高分子材料は除く)

日本バイオプラスチック協会 (http://www.jbpaweb.net/bp/)

つまり、トウモロコシやサトウキビなどから作られるプラスチックで、石油などの枯渇性資源とは異なり、サステナブルな資源なのです。

また、その原料のための植物が「光合成」によりCO2を吸収するのでCO2削減にもなると言われています。

特に「生分解性」と呼ばれるバイオプラスチックは微生物の働きによって土中などで水と二酸化炭素に分解され、一切の廃棄物が出ないことから注目を集めています。

水質汚染は私たちに返ってくる。

合成洗濯洗剤を排水することによる水質汚染

多くの合成洗剤には「界面活性剤」というものが含まれています。

この成分が油と水を分けることによって、汚れが落ちやすくなるというわけなんです。

しかし、この界面活性剤のほとんどが石油由来の合成界面活性剤を原料としており、自然界では分解されにくいため、水質汚染・海洋汚染を引き起こすのです。

「私一人が出す排水なんて、世界の水の量に比べたら大したことないから・・・」なんて思わないでください。

魚や海藻などへ蓄積され、我々の食卓に

先ほど石油由来の合成界面活性剤は自然界では分解されにくいとお伝えしました。

これは生物の体内でも同じことです。

人間の体内でも分解・排出できないと確認されている化学物質は多数存在します。

例をあげると、ゼロカロリーやゼロシュガーと謳っている商品に使用されている人工甘味料は体内で分解されず、細胞内に蓄積されていくという発表もあります。

ぎゃーーー!!!怖い!

その化学物質を含んだ排水が海を汚染させ、魚たちの体内に入って蓄積されている可能性は非常に高く、私たちはそんな魚介類を食べて生きているのです。

私たちが知らず知らずのうちに加担してしまっている水質汚染は、私たちの食卓に、そして未来の食卓に必ず帰ってくるのです。

直接触れる私たちにやさしく、上質な使いごこち

赤ちゃんの洗剤は気にするのに、なぜ大人は気にしないの?

「赤ちゃんの肌はとても敏感です」 皆さんも一度は耳にしたことのあるフレーズではないでしょうか。

本記事を読んでいただいている皆様の中には家族の中に赤ちゃんがいて洗濯は全て別でデリケート洗剤を使用しているが大人は別の洗剤を使用しており化学的な界面活性剤がふんだんに使われている・・・。なんて方もいらっしゃるかもしれません。

洗剤はすすいでも繊維の中に残ってしまいます。
そして繊維の中に残った化学物質は24時間ずっと、私たちの肌に常に触れているのです。

じゃあ、なぜ、大人の洗剤には気を付けないんだろう・・・?

それは、「すぐに目に見える変化がないから」ではないでしょうか?

赤ちゃんの肌は大人に比べてとても薄く、デリケートなので少しでも負担がかかると、すぐに赤くなったり、荒れてしまったりします。

しかし、大人の肌はもっと頑丈なのですぐには赤くなったり、荒れたりしません。
それでも確実に肌へのダメージは蓄積されていきます。

冬になると乾燥してしまい、ハンドクリームや保湿力の高いボディクリームなどに頼ってしまいませんか?

ハンドクリームやボディクリームには高いお金を払っていませんか?

そういった高級スキンケア用品のほとんどには化学物質が含まれており、だからこそ、すぐに目に見える変化をもたらしてくれるのです。

しかしながら、それは根本的な解決にはなりません。

毎日の食器洗い・洗濯などで使用される化学物質により、手肌は日々間違いなくダメージを蓄積しており、それを保湿力の高いクリームなどで一時的に隠しているに過ぎないのです。

何事も日々の積み重ねが重要です。

毎日の食器洗い洗剤、洗濯洗剤を「より自然なもの」に変える事で手肌を根本からいたわりましょう

我が家はEcoStore(エコストア)を愛用しています!
ニュージーランド全国どこでも手に入るし、小さな子供がいても安心です。

日本でも購入できます!まずはHPをチェックしてみて下さい。

自然な香りを身にまとう

食器洗剤や洗濯洗剤には香料が含まれており、そのほとんどは化学的につくられた「人工香料」です。

つまり、上述の通り、その香りのために手肌にダメージを与え続けているのです。

肌へのダメージを気にして「無香料」を選ばれる方もいらっしゃるでしょう。

でも日々着ている服は徐々に匂いが気になってくるから、少しくらいは香りがあった方がいいのよね・・・

しかし、香りを諦めなくてもいいんです!

ナチュラル系の商品には人工香料が使われていない場合が多く、そのほとんどが天然のエッセンシャルオイルで作られています。

自然派商品を愛用するナチュラリストには天然のエッセンシャルオイルをスキンケアに使用している方が非常に多いです! 

洗濯したての服に袖を通した時、ふわっと香る自然な香りは私たちの生活をワンランクアップさせてくれる事でしょう。

まとめ

みなさんが日々行なっている資源ごみの分別、そしてリサイクルを進めていく事はとても大切です。

しかし、それ以上にゴミを「減らす」ことの大切さがお分かり頂けたのではないでしょうか。

また、水質汚染につながってしまう界面活性剤は、洗濯洗剤・食器洗剤・ハンドソープ・シャンプーなどに含まれています。

環境にやさしい洗剤に変えることは、あなた自身と家族の肌、そして美しく青い星「地球」を守ることにつながるのです。

我が家が愛用しているナチュラルトータルケアブランド EcoStore(エコストア)はこちら

それでは、 Mā te wā!

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